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『刺青の男』(いれずみのおとこ)(''Tattoo You'')は、1981年にリリースされた、ローリング・ストーンズのアルバム。'Tattoo You'')は、1981年にリリースされた、ローリング・ストーンズのアルバム。')は、1981年にリリースされた、ローリング・ストーンズのアルバム。 == 解説 == 本作のために書き下ろされた新曲は「ネイバース」と「ヘヴン」の2曲のみ(1981年4月から6月にかけて録音された)で、残りは10年前からのアウトテイク、またはベーシックトラックから再構成された。しかし、ロックンロール・サイドとバラード・サイドの統一感が取れた内容は、前作『エモーショナル・レスキュー』を越えたと絶賛され大ヒット、ストーンズの傑作の一つと見なされる。 「トップス」「友を待つ」の両曲は、1972年後半の『山羊の頭のスープ』セッション(両曲のギターは、ロン・ウッドではなくミック・テイラーが演奏しており、テイラーはその後アルバムのロイヤルティのシェアを受け取った)からのものであった。なお、「ネイバーズ」と「友を待つ」には、ジャズの巨匠ソニー・ロリンズも参加〔後にチャーリー・ワッツは、このセッション中にミック・ジャガーから良いサキソフォン・プレーヤーを知らないかと問われて、半ば冗談でロリンズの名前を挙げたところ、数日後にセッションに行ってみたら、スタジオにロリンズがいて驚いたと述懐している。〕。「奴隷」「ウォリード・アバウト・ユー」は、1975年の『ブラック・アンド・ブルー』セッション(ビリー・プレストンがキーボード、ギターはウェイン・パーキンス)からである。前述の曲は、すべて1979年の『エモーショナル・レスキュー』セッション及び1981年の本作セッションでオーバーダビング及びミキシングと編集が行われた。「スタート・ミー・アップ」(元は『ブラック・アンド・ブルー』で録音されたレゲエ・ナンバーの「ネヴァー・ストップ」)「ハング・ファイヤー」「リトルT&A」「黒いリムジン」「泣いても無駄」は、すべて『エモーショナル・レスキュー』のデッド・ストックである。「スタート・ミー・アップ」は、録音当時ボツとなったが、それはキース・リチャーズが前に聴いた別の曲からのリフに変えたと考えたためである(その曲は、後に『ブリッジズ・トゥ・バビロン』に収録された「エニィバディ・シーン・マイ・ベイビー」と判明した)。 さらに「友を待つ」は、実際には『スティッキー・フィンガーズ』セッションの初期に録音されたが、アラン・クレイン及びアブコ・レコードへのロイヤリティ支払いを回避するため、『山羊の頭のスープ』セッションで録音されたことにしたという主張がある。 「ヘヴン」は、ストーンズの曲の中でも変わったラインナップで演奏された。ドラムスがチャーリー・ワッツ、ビル・ワイマンがシンセサイザーとベース、ミック・ジャガーとビル・ワイマンがギターを演奏し、キースとロンは参加しなかった。本曲は、ワイマンがギターを演奏した唯一のストーンズ・ナンバーである。 シングル「スタート・ミー・アップ」は、先行シングルとしてちょうど、1週前の1981年8月にリリースされ、大きな反響を得た。その反響は、『刺青の男』をチャートのトップに持ち上げるのに十分な物であった。「スタート・ミー・アップ」はストーンズの代表曲の一つとなり、ライヴでも定番の曲となった。『刺青の男』はイギリスで2位、カナダで7週連続1位、アメリカでは9週間連続1位、オーストラリアで11週連続1位到達し、全米で約400万枚も売り上げた。「友を待つ」〔「友を待つ」の日本盤シングルは東芝EMI側の勘違いにより、プロモーション用のエディット・ヴァージョンが収められた。〕「ハング・ファイヤー」も、同様にアメリカでトップ20ヒットとなった。 アルバム・タイトルは、当初『刺青 ''Tattoo.''』と言う単純な物であった。ミックは、現在もなぜ「'You'」がつけられたかの手がかりさえ持っていないとする。 1994年に本作はヴァージン・レコードによってリマスターの上再発売され、2009年にはユニバーサル ミュージック グループによって更なるリマスターで再々発売された。 『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、167位にランクイン〔500 Greatest Albums of All Time: The Rolling Stones, 'Tattoo You' | Rolling Stone 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「刺青の男 (アルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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